2017-07
在来トウモロコシは生産し続けられるか
この夏、在来種のトウモロコシ、エバーグリーンとゴールデンバンタムを作ってみました。どちらもスイートコーンの仲間です。
背も高く、実も大きい。
これは期待できるぞと思い、食べてみました。
あれ、、、甘くない。
デンプン質でもちもちとした食感、そしてほのかな甘み。
うーん。正直、おいしいかどうか、かなり微妙なラインです。
私たちも今までスーパースウィート種のトウモロコシしか食べたことがないし、育てたこともありませんでした。
いま市場にある甘いトウモロコシはほぼすべてスーパースウィート種で、スーパースウィート種はF1しかありません。
それもあってその原種となるスウィート種の在来トウモロコシをやってみたかったのですが、予想と味にかなりギャップがありました。
もともとのトウモロコシというのはこの程度の甘さだったのかもしれません。というか、穀物として食べていたトウモロコシからすれば甘いジャンルかもしれません。
それをスーパースウィート種の味まで持ってきた種苗会社の技術ってやっぱりすごいなーと思います。
先日、お客様にも試食してもらったのですが、3名のうち、おいしいといったのは1名。
もちろん、これが色々改良される前の本来のトウモロコシの味なので、おいしいと思う方もいらっしゃるとは思います。
種をつむぐことの大切さはよく分かっているのですが、一方で作り手としては消費者の方がおいしいと思っていただけない野菜は作り続けることができません。
と、いうことでこのトウモロコシのご注文お待ちしております。
野菜ボックスご希望の方は直接ご注文ください。木曜日からビーチマフィンにて販売します。
食べて嬉しいと言われ続けなければ、農家がこういった種類の種を採り続けることはできませんので、その審判を下すべく、ご注文お待ちしております。
赤紫蘇
明日神明社あさいち、スターホームマルシェ
明日7月2日は葉山の神明社朝市9時から11時、スターホームのマルシェ10-15時に出店します。
今回はうちの野菜だけでなく
つくばの石田農園の有機トウモロコシと有機玉ねぎをお持ちします。
石田さんは私たちが師と崇める有機農家。
高級鰹節をぼかしに使い、「土に味をつける」つくばのすごい農家です。
なんとこのトウモロコシ、糖度が19!
メロンですら甘くて14、最も甘い果実であるブドウですら18です。
そんな糖度の植物が存在するのか!?という数値ですが、本当にあまくて涙が出そう。
こんなトウモロコシをいつか作れるようになりたいです。
頭の先まで、でっぷりと太り、重量もあります。
この夏、もう仕入れることはないかもしれませんので、この機会をお見逃しなく。
(先着それぞれのマルシェで20本のみです。)
玉ねぎも、これまたとっても甘いので、我が家では神の玉ねぎと呼んでいます。
食べる際は、絶対に水にさらさず、ザクザク切ってそのままサラダで食べてください。
さて、肝心のSHO FARMの野菜は
・大玉トマト(在来種マーマンド、F1種麗華)
・ミニトマト
・朝どり枝豆
・ミニニンジン
・にんにく
・枝豆苗
・長ネギ苗
を持っていく予定です。
バック持参でいらしてください。
神明社あさいち
http://hayamashimoyama.blog115.fc2.com/
スターホーム
http://www.star-home.co.jp/