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選挙フェス!

今回は参議院選挙もあるため、有機農業運動と政治について書きます。
SHO Farmは政治に熱いポリティカルなファームです。それはなぜかというと、有機農業(※無農薬栽培、自然農などもすべて包括した意味合いで使っています)は、単に農薬、化学肥料を使わないという農法論だけにとどまらず、生態系を尊重した社会の実現という哲学の元に誕生したという背景があるからです。経済優先から生命優先へ、人間中心から生態系中心へ、化石燃料から再生可能資源へと転換した農業を営む農業者が、持続可能で平和な社会を望むことは当然のことであると思います。

先日、援農に来た友人に「オーガニックファームはポリティカル(政治的)であるべきだ!」と言われました。はっとしました。やはり野菜を作るだけでなく、しっかりと自分たちの求める社会を提言していく必要があると改めて思いました。

さて、7月10日の参議院選挙。本当に危険なことになってきました。自民党、公明党が次の選挙で78以上の議席をとれば、改憲が発議されます。自民党の改憲草案を読んでいない方は、今すぐ読んでください。自民党の改憲草案では基本的人権、平和主義、国民主権という3つの憲法の柱が従来より大幅に制限、または否定されています。憲法13条個人の尊厳は削除され、個人の自由は国家によって制限されうることが示されています。さらに緊急事態条項が追加され、内閣による独裁が可能になります。これはナチスがワイマール憲法下で独裁を行ったものと同じ手法です。

しかし全く不思議なことに、この憲法改正というもっとも重要なことに、この選挙で論点に挙げている自民党、公明党の候補者はゼロです(朝日新聞調べ)。どの候補者も経済再生、社会福祉の充実など耳触りのよい言葉だけを唄っているため、野党と論点が全くかみ合っていません(はぐらかされている)。憲法改正の議論が全く不十分な中で、自公が2/3議席を確保することは非常に危険で、絶対に阻止しなければなりません。

自公の基盤は強固です。しかし投票に行っていない人は自公の支持者よりずっと多いのです。これまで投票に行っていなかった層が投票に行くことにより、分母がくずれ、番狂わせを起こすことは十分可能です。

東京選挙区では三宅洋平という型破りな選挙運動を行う候補者が現れました。これまで投票に行っていなかった人たちが大勢いるのも、これまで型にはまった選挙運動を繰り返すばかりで魅力的な候補者がいなかったというのが大きな理由の一つだと思います。彼は選挙ダサいから、選挙かっこいいと思わせる革命的な選挙活動を行っています。しかし彼を見ていて「三宅洋平がんばれ!」ではないことに気が付きました。本当の選挙戦は三宅洋平が街頭で声を張ることではなく、今この私が確実に票を積むということであることに。「○○さんがんばれ!」ではなく「自分がんばれ!」なのです。

これまで選挙とは投票に行くことだと思っていましたが、そうではないと気が付きました。選挙とは私の1票を10票にすることなのです。私の一票だけでは社会は変わらない。しかし私の一票を10人に広げて、その10人がまた10人に広げてゆけば100人に、1000人、10000人に、そうして社会は変わるのです。今回、嫌われるかも…を承知で勇気を振り絞って沢山の人に声をかけました。また、このような記事を書いて不快に思われる方もおられると思います。それを承知の上で、それでも大切にしたいものがある、これが私たちがpolitical farmを自称する所以です。
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どうか投票に行ってください。そしてそれだけではなく、あなたの一票を10票にしてください。社会が変わるのは、自分が変わるときです。ともに持続可能で平和な、子供に残したい社会を作りましょう

 

2016-07-01 | Posted in EnglishNo Comments »