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在来トウモロコシは生産し続けられるか
この夏、在来種のトウモロコシ、エバーグリーンとゴールデンバンタムを作ってみました。どちらもスイートコーンの仲間です。
背も高く、実も大きい。
これは期待できるぞと思い、食べてみました。
あれ、、、甘くない。
デンプン質でもちもちとした食感、そしてほのかな甘み。
うーん。正直、おいしいかどうか、かなり微妙なラインです。
私たちも今までスーパースウィート種のトウモロコシしか食べたことがないし、育てたこともありませんでした。
いま市場にある甘いトウモロコシはほぼすべてスーパースウィート種で、スーパースウィート種はF1しかありません。
それもあってその原種となるスウィート種の在来トウモロコシをやってみたかったのですが、予想と味にかなりギャップがありました。
もともとのトウモロコシというのはこの程度の甘さだったのかもしれません。というか、穀物として食べていたトウモロコシからすれば甘いジャンルかもしれません。
それをスーパースウィート種の味まで持ってきた種苗会社の技術ってやっぱりすごいなーと思います。
先日、お客様にも試食してもらったのですが、3名のうち、おいしいといったのは1名。
もちろん、これが色々改良される前の本来のトウモロコシの味なので、おいしいと思う方もいらっしゃるとは思います。
種をつむぐことの大切さはよく分かっているのですが、一方で作り手としては消費者の方がおいしいと思っていただけない野菜は作り続けることができません。
と、いうことでこのトウモロコシのご注文お待ちしております。
野菜ボックスご希望の方は直接ご注文ください。木曜日からビーチマフィンにて販売します。
食べて嬉しいと言われ続けなければ、農家がこういった種類の種を採り続けることはできませんので、その審判を下すべく、ご注文お待ちしております。