#エコロジー

『地球が燃えている』

気候変動を切り口に、環境、労働、富の分配といった、すべての社会問題を是正する大胆な社会変革を提案している。 Noだけでなく、Yesといえる社会のオルタナティブが示されているのが、現実に絶望しきった人々に手に取ってもらいたい理由である。
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『土と内臓』

【大地を傷つけることは自分を傷つけること 大地を慈しむことは自分を慈しむこと】 この古典的な原則を、最新の科学的な知見でもって鮮やかに証明する本をご紹介します。
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『土、牛、微生物』

筆者は土壌の劣化を招く主な原因に耕起、単一作物栽培、過剰な施肥を挙げ、土壌を育む農法としてその逆の不耕起、カバークロップ(緑肥)、複雑な輪作体型を提案する。 耕起をしないことにより、燃料費および作業時間が減少、微生物の働きにより施肥・農薬の削減が可能でありながら、収量と土壌肥沃度は高まる。 これが筆者のあげる第5の農業革命である。 家庭菜園でもとても参考になる話なので、興味を持たれたらぜひ読んでみてください。
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『土を育てる 自然をよみがえらせる土壌革命』

SHO Farm でも取り組んでいる不耕起・緑肥・生物多様性を基軸とした再生型農業の話。 作者は、デイビッド・モントゴメリーの【土・牛・微生物】の中でも登場する農家のゲイブ・ブラウン。 農家目線で、どうしてこの農法にたどり着いたのか、どんなに変化や苦労があったのかが書かれており、著者が地質学者である前述の【土・牛・微生物】よりも読みやすくて、再生型農業を知る入り口としては最適な入門書だと思います。
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『ナチス・ドイツの有機農業』

ナチス・ドイツが動物、植物、土壌をも包括し、国家の軸に生命を据えた初めてのエコロジー国家であったことは意外に知られていないかもしれない。 戦後ドイツは政治的にナチズムとは断絶した一方で、現在オーガニックの先進国となっている歴史的背景にはナチスのエコロジーがあることはご存知でしたか?
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『宮沢賢治の菜食思想』

自分が生きていくことために他の植物や微生物を含めた生き物の犠牲をゼロにすることはできない。 それでも食べ方や生き方で生き物の苦しみや命を奪うという行為を最大限に少なくしていくことは十分可能である。 究極的にはたどり着けない、しかしその倫理的な高みに進もうとする姿勢は賢治の目指すコスモポリタン的世界観そのものである。 ベジタリアニズムは単に食の嗜好の話ではなく、平和な世界を希求する実践と哲学なのである。
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